昨年の暮れに、横浜に遊休地を持っているTさんと知り合い、Tさんが、その場所で、間伐材の普及活動をしてみてはという、実に有りがたい話が舞い込んで来ました。
都会に、間伐材を利用した製品の展示場が出来れば、間伐材利用の普及に大いに役立ちます。
2年前に、間伐材シンポジュウムが東京で開催され、かなり大きな会場でしたが、満席で、田舎者の間伐材オタクは、驚きでした。
このとき思った事は、森が身近に有る田舎の人よりも、森の無い都会の人の方が、はるかに間伐材に関心が有る事を感じました。
間伐材の利用に関しても、同じなのではないでしょうか?
昨年の10月に、港区が始めた「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」は森を持たない都会が、日本の森林を守る方法の一つとして、国産材の利用を義務付け、国産材を使う事で二酸化炭素の固定化の促進と、日本の林業の復活を促進させる事で、森林吸収や水資源の涵養を考えた制度です。
国産材利用は、経済性に乏しい(儲からない)事から、誰も手をつけない、未開拓な分野です。
最近、やっと森林の重要性が認められ初めましたが、林業従事者は貧しく都会に展示場など作る余裕など有りません。
間伐材オタクは、日本の林業を再生させる一番の近道は、都会での国産材の大量利用だと思います。
横浜に小径間伐材製品だけを展示した、展示場を作る事が出来れば、利用方法が周知され、戦後に大量植林した、荒廃して細い木ばかりの人工林の間伐後の残木を、捨てずに有効利用が促進するのではないでしょうか。

Tさんの遊休地に建つ、コンクリートで出来た建物の写真です、この躯体を利用して間伐材パネルで囲み、間伐材展示をします。

これは、内部の写真です、間伐材を使い内部リホームを行います。
間伐材を丸く加工し、間伐材の新たな利用方法、音響効果を高める、試作をする予定です。
横浜は住宅密集しているところがほとんどですが、坂道の真ん中のこの土地は、孤立しているので、大きな音を出しても、隣まで30m以上有りますから、音の実験には最適です、完成したらレンタルルームとして、間伐材の新たな可能性を体験していただきたく思います。

敷地と歩道の間のコンクリート塀です、建築オタクでも有る私は、これを初めて見たとき感激しました。
なかなか味わい深いコンクリート肌で、ボルトの錆もなかなかいい味を出しています、これは線路の枕木だそうです。
Tさんの父は、旧国鉄の技術者で、この土地と建物は、旧東京モノレール開発の私的実験施設だったそうです。
横浜プロジェクトは、まだ計画段階です、中止になる可能性も有りますが、計画図はやっとほぼ完了しました。
これからをお楽しみに。
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