この写真は、間伐材が乾燥して干割れを起こした状態を写したものです。
この間伐材の加工は、私が開発したカーボンストックパネルの加工材を短く切って乾燥したものですが、間伐材が乾燥するとほとんど全てが、この様な現象を起こします。
間伐材が、利用出来ない理由は、乾燥による収縮・ねじれ・そり・干割れが起きるからです、カーボンストックパネルは、間伐材の乾燥による変形を、物理的に解消させたものです。
この写真の間伐材の下の方に、穴があいています、この穴に鋼線を通します、穴と鋼線の径は同じ大きさで、遊びがありませんから、鋼線が骨の役割をしますので、間伐材のねじれとそりを抑え込む事が出来ます。
間伐材の加工は、製材直後の変形をおこす前の、素直な状態の間伐材を加工します、加工してすぐに鋼線を通してパネル化して、高圧力を掛けながら自然乾燥させます。この方法は、間伐材オタクの私が長年掛けて開発したもので、特許の申請をしてあります。
間伐材の乾燥は、自然乾燥だと5年程度掛かると大工さんは言います、それは、木の縮みがおさまるのに5年掛かると言うことです。高圧縮を掛けても間伐材の縮みを完全に抑え込む事は不可能なのです。
そのため、溝と溝を合わせた後に、やとい桟を入れて隙間が出来るのを、カバーします、この溝は桟を入れる前は乾燥穴の役目をします、それとも一つ、この溝は、干割れを呼び込む効果が有り、写真の様に、溝の所で干割れが起きます、ですから見付けの溝の無い面には干割れが出ないのです。
間伐材パネル(カーボンストックパネル)の、仕上げ面には、ほとんど干割れは出ません。
間伐材の利用技術開発を始めて、15年も経ってしまい、膨大な時間と自分の全財産を掛けてしまい、止めるに止められなくにっていた時に、京都議定書の発効が有りました。京都議定書で日本は、CO2削減量の約2/3を森林吸収に託しました、森林吸収を増加させる為には、森林整備をしなければなりません、森林整備=間伐作業なのです。
15年前には思いも掛けない森林吸収促進で、利用の無い未利用間伐(伐り捨て間伐)が行われています。私の開発した、カーボンストックパネルが普及出来れば、伐り捨て間伐を少しでも削減できるのではと、期待を掛けています。
間伐材を使う事の難しさを一番経験しているのは、間伐材オタクの自分だといつも思っています。
