間伐材オタクは、今頃(初夏)になると休日はキノコ採りに出かけます。
この写真の雑木林は、夏に採れるキノコ(チタケ)の絶好のポイントでした、しかし半年前に間伐が行われてだいぶ綺麗な雑木林になっていました。「しいたけ原木安定供給モデル林」の看板が有り、雑木林の間伐の走りの様に感じました。
雑木の間伐は珍しい事です、なぜかと言いますと雑木林は皆伐(全部伐る事)が普通だからです。雑木林のナラやクヌギの木は、炭とシイタケの原木ですから、太い木になってしまうと商品価値が無くなってしまうのです。
写真に写る雑木では、しいたけの原木には成りません。上部の細い部分でしたら原木には成りますが、太い部分と細い部分の仕訳が必要になります。太い部分は、薪ストーブの薪にしかならないと思います。
炭を使わなくなった時代から40年以上経つのではないでしょうか、雑木林も未整備にしますと、大きくなり上部の枝葉が干渉しあい下層の植物の繁殖を阻害してしまいます。
杉やヒノキの人工林と同じ様に、暗い森になってしまうのです。
昔の貴重な燃料だった頃は、定期的な雑木林の伐採がおこなわれていて、木漏れ日の射す、キノコの採れる、明るい雑木林でしたが、最近の雑木林は、とても暗い森になってしまいました。

初めまして。当林分の造成に関わった者です。間伐材オタクさんの言うとおり、今残されている上層木からは、今後もほとんど原木は採れません。この林分では今回の抜き伐りによってできた空間で、近い将来シイタケ原木になるであろうコナラを補植したり、下種更新を期待することにしています。皆伐でなく抜き伐りで、一定の大径木を確保しながら、雑木林の若返りができればと考えています。なお、今回伐採したコナラ等は、高齢のためシイタケ原木にはなりませんので、菌床用チップとして販売しました。