間伐材オタクは、建築を職として35年に成ります。工業高校の建築科を卒業した時が、丁度オイルショックの時期でしたので、省エネ建築の真っ盛りの時代でもありました。その当時は、太陽光発電の技術は有りませんでしたから、省エネ方法の多くが、太陽熱の利用でした。今はあまり無いとは思いますが、地下に蓄熱槽を備えた公共建築が、流行したのを覚えています。
一般家庭では、今のエコキュートの様な深夜電力でお湯を沸かす電気温水器が流行しました。
機械によるエコは、耐久性に乏しく、必ずメンテにお金が掛かります、35年前の温水器をいまだに利用している人はいないと思います。
現在盛んに取り入れられている、エコキュートは、果たしてどの位の耐久性が有るのでしょうか?
本日のヤフー検索サイトのトピックスに、「太陽光発電、12年以内で3割が故障」なんて出ていました、エコキュートはコンプレッサーによる熱交換器(屋外機)が必要です、つねに動いている機械は必ず消耗しますから、太陽光発電以上に機械の寿命は短いのではないでしょうか。果たして機械的なエコは、もとでが取れるのでしょうか?
間伐材オタクは、実績の無い物は採用しませんから、エコキュートは、間伐材住宅には採用しませんでした。採用したのは、実績の有る石油簡易ボイラーでした。
壊れてゴミを出すよりエコではないでしょうか、石油簡易ボイラーは、メンテのコストも格安べす。
この写真の間伐材住宅は、日本一エコな住宅です、機械的な太陽光発電やエコキュートの機械的なエコはしていませんが、バイオマスを大量に利用しています。
一般住宅の約3倍の木材を利用しています、しかも、間伐材ですから、未利用のバイオマスの活用です。この住宅だけで約22㎥の間伐材を利用していますから、約1100㎡の間伐で出る間伐材の有効利用なのです。
山に間伐材を放置すればメタンガスを出し、残木の下の下層植物の成長も阻害します。間伐材が建築資材として利用される事は、腐らせない事からCO2の固定化もできるのです。
この間伐材住宅で固定出来る有機炭素は、約6.6トンこれが仮に燃えると、約11,55トンのCO2が大気に戻るのです。
もう一つCO2削減効果が有ります、それは、木の断熱性能の利用です、厚さ9センチの厚さの間伐材パネルに囲われた家は、外気温を60%もカット出来るのです。高断熱ですからエネルギー効率も良く省エネなのです。
物理的な利用での環境効果は、機械的な物とは異なり、ノーメンテで永久的にエコなのです。最もお金の掛からない、ローコストエコなのです。
那須の間伐材住宅を、8月14日よりオープンハウスにしますので、是非見に来て下さい。
