2010年8月アーカイブ

那須のご近所の皆様から、いろいろと仕事を頼まれました、この材料は、間伐材で造る薪置き場の材料の写真です。

バイオマスで造るバイオマスエネルギー置き場です、産業革命が起きる前の世界は、なんでも木で造っていました、昔の江戸は、世界一のバイオマス都市とも言われています。

江戸時代の建物は木造、塀も木造、橋も木造、風呂桶も木造です、最近間伐材オタクは、エクステリアを何でも間伐材で製作する事に挑戦中です、大工では有りませんから、素人です、という事でセルフビルドエクステリアのキット販売を考慮しての試作工事です。

間伐材の需要が増え、少しでもCO2の貯蓄に成れば、それで嬉しい事なのです。

間伐材薪置き場が、薪ストーブ利用者に数多く利用していただける様に成れば、嬉しく思います。

 

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間伐材住宅のTVは天井に取り付けて有ります、取り付け金物は自分で図面を書き、鉄骨屋に端材で作ってもらいました。製作費は塗装を含め5000円です。

天井も9㎝厚さの間伐材パネルですから、どこにでも重量物の取り付けが出来ます。

TVの他、介護器具の取り付けも出来るのです、介護用の天井リフトも簡単に設置が出来ます、介護リフトは、一般の建築では取り付けコストが高額になりますが、間伐材住宅は取り付けが容易なので、ローコストなのです。

天井裏も、自由に歩行が出来、メンテナンスやリホームでの電気配線の移動も容易に出来ます。

もっと凄い事は、床と天井が平行で、どこにでも支持が可能な、間伐材パネルですから、間仕切り壁の移動や増設が容易に出来るのです。間伐材オタクの設計した最も可変にコストの掛かららない住宅なのです。

その他にも、断熱効果やCO2固定化の効果もある、チョーエコな天井なのです。

 

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今日はあまりにも好天なので、写真が上手く撮れなかったのですが、白く光っている所が屋根の部分です。

現物は茶色の小波鋼鈑(俗に言うトタン屋根です)、この屋根は、3m×9㎝×9㎝の間伐材が430本使われています、この間伐材住宅の約1/3の間伐材が使われているのです、もったいない様にも思えますが、この屋根の断熱効果は最高に涼を呼ぶのです、それとトタン屋根でも雨音を消す効果も有り、快適な環境を造ります。

銅板や鋼鈑の屋根は、夏は暑くて冬寒い熱をそのまま通してしまう、断熱効果の低い屋根に成りがちですが、間伐材パネルをのせた間伐材住宅の屋根は、断熱効果抜群なのです、

この話題とは関係は無いのですが、昔の社寺仏閣は屋根にお金を掛けました、建築工事の約半分が屋根と言う建物も少なくはないのです。

現代住宅は、屋根にあまりお金を掛けません、しかし屋根は、太陽に一番当たる面積が多い所ですから、屋根の断熱は、エコ住宅を造るうえで一番重要な所なのです。

間伐材は木ですから、他の段熱材よりも断熱効果は抜群です、南極観測の昭和基地も一番最初の建物は、20センチ厚の木のパネルだったそうです、20センチの木の厚さは、熱を97%もカット出来るそうです、間伐材住宅の間伐材パネルは厚さ9センチ、この厚さは、熱を約60%カットします。

 

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最近建てられる住宅で気に成る事は、軒の短い住宅や、軒のない住宅が増えてきた事です、土地が狭い建て売り住宅は、敷地ギリギリに建てますから、軒を出す事は出来ませんが、そんな制約が無くても、デザイン重視の観点からの木の無い箱型の家を見かけます。

日本は、高温多湿、夏は毎日のように雨が降ります、昔の住宅で軒の無い住宅はほとんど有りません、ほとんどの家が、軒が長く、雨の日でも風が強くない限りは、夏場は窓を開け放し外の涼しさを取り込みました。

那須の間伐材住宅には、クラーは有りません、那須高原は避暑地ですから気温は都会よりも5度位低いのです、雨が降っていても軒が1M出ていますから、窓は全開です、エコで健康的な生活の為にも長い軒の存在は重要なのです。

低炭素社会の今、軒の無い家は非常に熱効率が悪い家に成るのです、太陽熱をまともに受ける壁からの熱は、部屋の温度を上げ、クラーの電気使用料を増やすのです。

軒は雨から家を守る役割をします、長い軒は建て物を長持ちさせる、昔からの知恵なのです。

デザインが氾濫する今、いろいろなデザインの家が立ち並びますが、カルフォルニアや地中海とは違い日本は雨がたくさん降りますから、建物の耐久性も考慮してもらいたいものだと、間伐材オタクは思っています。

 

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自社の専務が、16年前に工事管理をしていた、栃木県下野市に有る石橋中学校の校舎の屋根の木のトラスの写真です。

昨日この近くで仕事(測量)が有りまして、久しぶりに見に行ってきました。

150角ほどの比較的細い、カラマツの集成材ですが、トラスにすれば大きな屋根が構成できます。

設計したのは、超有名な黒川紀章さんです、16年前は、地球温暖化とかCO2の削減とかで、木の利用は有りませんでした。

この頃は、旧建設省が、森林の荒廃による山崩れを防止する為に、国産材の利用促進をしていた時期です。

旧建設省の指導により木トラスにしたのかどうかは解りませんが、国産材の利用拡大には、建築家の皆さんが、積極的に、国産材の利用を考えていただければ、国産材の需要拡大に大きく貢献すると、間伐材オタクは思っています。

 

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間伐材オタクが、30年以上も付き合いが有る、K大工の作業小屋の写真です。

間伐材は細い材料ですが、トラス構造とすれば、大きなスパンが構成できます。木造建築は鉄骨建築と類似します。構造計算もトラスの場合は同じ様な形式に成ります。

K大工は、仕事の薄い時期にこれを建てましたから、自由に手間を掛けられました、価格の安い間伐材も手間をかければ、充分利用できる証しの建築です。

価格の安い未乾燥の間伐材は、やはりねじれやそり・干割れを起こします、写真の上の方の梁を良く見ると、干割れの様子がよくわかります。

K大工は、私より2つ年上の56歳です、彼は、中学を卒業後すぐに大工に成りました、丁稚奉公をして仕事を覚えた最後の世代の貴重な匠です。

K大工いわく、昔の大工は、木の狂いを読み取り、木の乾燥によるねじれも利用するそうです、昔の梁は松梁でしたので、ホゾや木のダボが木のねじれにより、より堅固に締め付けられる、継ぎ手を用いたそうです。

木造建築の技術は、低下の一途をたどっています、貴重な多くの技を持った大工を自分はたくさん知っていますが、手間を掛けない建築が主流となった現在、皆仕事探しに苦労をしています。

営業だけで優秀なハウスメカーばかりがのさばり、技術者の全く育たない、木造建築は、アメリカと同じ、クロスとペンキで出来栄えが決まる、薄っぺらな建築なのです。

 

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この写真は、東北自動車道黒磯板室IC北側の人工林の写真です。

人工林の木は、植えた時期が同じなのに太さがまちまちです、これは緑の量の違いによるものです。植えた時に少しでも緑の量が多ければ、その分木の育ちは良くなるのです。

育ちの良い木は、益々緑を増やす事が出来、周りの木は逆に日蔭になってしまいますから、緑の量を減らしてしまい、木の育ちが悪くなってしまうのです。

この写真の右側の木は、少し太く枯れ枝が付いています、この木は植林する前から有った木なのです、周囲の木の成長により、今までの光を奪われた為に緑を失い枯れ枝となったのです。

20年以上の樹齢の差が有ると思われますが、間伐を怠った未整備林の木は、光を求め上にしか伸びませんから、見ての通り、周囲の木が成長が早く、しほとんど同じ高さに成ってしまうのです。

この人工林は、新しいインターチェンジを造る為に、工事部が伐採されました、伐採と伐採されなかった境目の木は、自然環境が大きく変わってしまいまから、風害や雪害の影響をまともに受けるのです左側の斜めの木は、風により倒れかけた木です。

森林整備の重要性を考えさせられる、一コマです。

 

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前回のブログ(8月8日)に載せた写真の、ほぼ同じ場所の1年前の写真を見付けて来ました。

間伐1年目の人工林の地表の緑はほとんど無いのです。

茶色に変色した、間伐後の葉は、緑が減った量です、間伐1年目の人工林の森林吸収が激減する証拠の様な写真です。

京都議定書の発効により、大量に間伐が行われています、この間伐のお金のほとんどが税金で賄われいます。

皆さんはこの税金を、平成20年から、別枠で納めている事をご存じなのでしょうか。

京都議定書の第一約束期間に入った平成20年に法改正が有り、各県で、間伐をする為の税金徴収が可能になったのです。

間伐オタクの住む栃木県では、「とちぎの元気な森づくり県民税」として、金額はわずかですが、納税義務者全員から徴収しています。

間伐オタクは、「伐り捨て間伐は」、森林破壊と森林再生は同居の様なものだと思っています。

伐り捨て間伐でも間伐しなければ、永久的に森林吸収の増加と良質材の生産は有りえません。

伐り捨て間伐で、間伐面積の拡大ばかり優先させ、この後の森林の未来を考えているのでしょうか、間伐後の残木が森林整備に支障をきたし、作業効率を阻害するのではないでしょうか。

残木は下層植物の成長を阻害し、朽ちてメタンガスを発生させます、これは森林破壊の様なものだと思います。

伐り捨て間伐では、大して森林吸収を増やさない、税金の無駄使いだと、間伐材オタクは思っています。

 

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間伐材オタクが定点観測をしている人工林の写真です。

伐り捨て間伐1年目の緑は、ほとんど有りませんでしたが、二年目は、光の届く山肌に下層植物の繁殖が見られます。

伐り捨て間伐でなく、間伐材を利用すれば、残木の量は減りますから、緑の量は間違いなく増加するのです、緑=森林吸収原ですから、大気の浄化に成ります、その他にも下層植物の繁殖は、根による水の保水や表土の流出を防ぐ効果が有り、冬枯れして人工林の堆肥となり木の成長の栄養源にも成るのです。

間伐は、木の間引きですから間伐直後の人工林の森林吸収は、緑の分だけ減るのです、同じ緑の量にするには、残木の利用は、欠かせない事なのです。

間伐前の森林吸収量に戻るには、5年掛かると言われています、元の森林吸収量に戻る間のピンチヒッターが下層植物なのです。

 

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今日8月4日のニュースで、円が85円台に成った事を知り、エコジャパンカップの大会用に作った「林業の衰退の構図」を見て欲しくなりまして、資料を壁に貼りデジカメで撮ってブログに載せてみました、非常に見ずらくてゴメンナサイ!

日本の林業の衰退を招いた最大の原因は、間違えなく円高なのです。

最近の円高は、異常に思いますが、現実を止める事は出来ません。円高が進めば進むほど外材の輸入価格は下がります、国産材との価格差が開き、益々国産材が売れなくなるのです。

現在、外国産の材木のシェアは80%大手ハウスメーカーの家は、ほとんど外国産材で出来ています。木は植物ですから、重量の約半分が炭素です。この炭素は、大気中のCO2を光合成により分解して事で出来ますから、外国の二酸化炭素造りの様なものです。

円高に成れば成るほど、外材の価格は下がりますから、外材の利用がほとんどの、大手住宅メーカーの造る住宅価格も下がるのです。

国産材が、ようやく見直され需要が伸び始めた矢先の円高には、間伐材オタクは怒りを感じます。

 

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間伐材オタクは、建築を職として35年に成ります。工業高校の建築科を卒業した時が、丁度オイルショックの時期でしたので、省エネ建築の真っ盛りの時代でもありました。その当時は、太陽光発電の技術は有りませんでしたから、省エネ方法の多くが、太陽熱の利用でした。今はあまり無いとは思いますが、地下に蓄熱槽を備えた公共建築が、流行したのを覚えています。

一般家庭では、今のエコキュートの様な深夜電力でお湯を沸かす電気温水器が流行しました。

機械によるエコは、耐久性に乏しく、必ずメンテにお金が掛かります、35年前の温水器をいまだに利用している人はいないと思います。

現在盛んに取り入れられている、エコキュートは、果たしてどの位の耐久性が有るのでしょうか?

本日のヤフー検索サイトのトピックスに、「太陽光発電、12年以内で3割が故障」なんて出ていました、エコキュートはコンプレッサーによる熱交換器(屋外機)が必要です、つねに動いている機械は必ず消耗しますから、太陽光発電以上に機械の寿命は短いのではないでしょうか。果たして機械的なエコは、もとでが取れるのでしょうか?

間伐材オタクは、実績の無い物は採用しませんから、エコキュートは、間伐材住宅には採用しませんでした。採用したのは、実績の有る石油簡易ボイラーでした。

壊れてゴミを出すよりエコではないでしょうか、石油簡易ボイラーは、メンテのコストも格安べす。

この写真の間伐材住宅は、日本一エコな住宅です、機械的な太陽光発電やエコキュートの機械的なエコはしていませんが、バイオマスを大量に利用しています。

一般住宅の約3倍の木材を利用しています、しかも、間伐材ですから、未利用のバイオマスの活用です。この住宅だけで約22㎥の間伐材を利用していますから、約1100㎡の間伐で出る間伐材の有効利用なのです。

山に間伐材を放置すればメタンガスを出し、残木の下の下層植物の成長も阻害します。間伐材が建築資材として利用される事は、腐らせない事からCO2の固定化もできるのです。

この間伐材住宅で固定出来る有機炭素は、約6.6トンこれが仮に燃えると、約11,55トンのCO2が大気に戻るのです。

もう一つCO2削減効果が有ります、それは、木の断熱性能の利用です、厚さ9センチの厚さの間伐材パネルに囲われた家は、外気温を60%もカット出来るのです。高断熱ですからエネルギー効率も良く省エネなのです。

物理的な利用での環境効果は、機械的な物とは異なり、ノーメンテで永久的にエコなのです。最もお金の掛からない、ローコストエコなのです。

那須の間伐材住宅を、8月14日よりオープンハウスにしますので、是非見に来て下さい。

 

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