2010年9月アーカイブ

 この写真は、32年前の間伐材オタク22歳の時の作品(自宅)です、この建物は工業高校の建築科を卒業して、材木商に勤務しておりましたので、材木商の倉庫に残る売れ残りの銘木を分けてもらい、格安で建てました。

色々な木を利用したので、木の色の変化がバラバラで、とても高価な木を使いましたが、30年以上経つ今では、安っぽく見えます。

地元の桧・台湾桧・アラスカ桧(スプルース)・秋田杉・米松・地元の杉種類はこんなところです。

台湾桧は、とても高価なものでしたが今では、黒く変色してしまいました、アラスカ桧と米松も黒く変色してしまいました。

家を新築する人に、国産材は、黒くならないのでいい色に変色しますよと、アドバイスしたく思います。

外部の木は、杉です、最近杉の板目がだんだん出て来ました、杉を外部に使うと、高価な桧には無い、木目の凹凸が出るので、将来、味の有る建築となります。

間伐材住宅の木は杉だけで造りますから、30年後50年後が楽しみです。

本日9月28日はの那須地方は朝から雨です、雨に濡れた間伐材は、乾いた晴れの日とは少し違う、しぶい感じの色となり、新たな感じの作品と変わります。

ご近所の皆様は、すぐに腐ってダメに成るのではと心配していただいておりますが、間伐材オタクはここに住み、間伐材プロダクツの変化や耐久力を観察するつもりです。

何度も解説はしていますが、杉の間伐材は柔らかく、組織も粗い事から防腐剤加圧注入で薬剤の浸透が良好な素材です、ホームセンターで販売されている、外材の防腐剤注入木材も、柔らかい日本の杉と似た材質なのです。

間伐材プロダクツ第一号の東北自動車道大谷PAの間伐材遮音壁は築16年目に成りますが、朽ちた所は見当たりません、製作当初の予想をはるかに超える耐久力い驚きです。

写真の間伐材土留め壁を造る事にしたのも、造って雨ざらしにして見ない事には、どの位の耐久性が有るのか結果が出ないからなのです。

 

上の写真が晴れの日、下の写真が今日9月27日の写真です。

 

IMG_3222.JPG

那須の農家には屋敷林を持つ農家がたくさん有ります、屋敷林は農家の家の建て替えの時に備えて自分の家の裏に植林をした人工林です。

昔は屋敷林の伐採サイクルが、家の建て替えサイクルでした、屋敷の木で改築の建築材料を賄い余ればそれを売って建築費の足しにしました。

昭和40年頃までは、屋敷林の伐採により家の建て替えに大きな経済負担をしなくても改築が出来た様です。

昔でしたらこの丸太は宝の山の様なもでしたが、今では伐採の経費を引くといくらにも成りませんから、宝の山とはいえません。

昔は、製材した後、庭先に半年位乾燥させた後に、大工が木を加工して家を建てたものです。

大工は、先祖代々お抱えの大工がいたものでした、今では考えられない昔ながらの伝統が、農家の建築には存在していました。

間伐材オタクは、たぶんこんな伝統を経験した最後の証人の様なものかも知れません、自分が18歳(昭和50年)の時に、屋敷林の伐採からの家造りを一度だけ体験した事が有ります。

 

この写真の丸太は、屋敷林の間伐ではなく全てを伐る主伐の丸太の写真です、同じ樹令の杉の丸太ですが、見ての通り太さがバラバラです、天然素材の利用の難しさは、同じ樹令で同じ場所で産出されても品質が大きく違うところにあるのです。

 

IMG_3199.JPG

この写真は、昨年のエコプロダクツ2009年の自作の超~重い展示ブースです。

お客さんの一人に、これは地震時のシェルターですかと聞かれ、そんな使い方もあるなーと参考意見も飛び出した間伐材展示ブースです。

駐車場から、展示場所まで材木を手運びし現地組み立てをしました、材木の材積は約1.2㎥重さは、約720㎏です、これを社員4人で、約300メートル離れた駐車場より、混雑した会場の中をかついで運びました。

昨年は初めての出展で、あまり勝手が解らずパンフレットさえ用意していませんでしたが、今年は2回目ですからもっと多くの人に、間伐材利用での環境効果を理解して貰えるように意気込んでいます。

今年は「森林(もり)からはじまるエコライフ展2010の中での共同展示ですから、昨年よりもとても目立つ所の展示ですから、是非見に来て下さい。

今年は昨年よりももっと変わった間伐材展示ブースを造りますのでお楽しみに。

今年のエコプロダクツは12月の9・10・11日、会場は東京ビックサイトです。

 

エコプロダクツ2009展示の様子.JPG

間伐材で造った薪置き場に、薪が入りました上段には細い薪を下段には太い薪を入れました、奥行きが90センチですから二重に薪が入っています、正面の軒の出が50センチ出ていますから雨掛かりが防げます。

薪ストーブユーザーのほとんどの人が、薪の収納に苦労しているのではないでしょうか?、そんな人の為に開発した商品です。

無垢の間伐材ログで出来ています、雨の掛かる部材は防腐注入を施して有りますからから、耐久性は抜群です。

那須にある別荘の3軒に1軒位が薪ストーブのユーザーです、ユーザーのほとんどが、簡易な薪置き場で、雨が掛からに異様に、トタンを乗せたり、シート掛けた薪置き場です、簡易の置き場は薪の出し入れの都度、雨が掛からに様に復旧するのが大変なのではないでしょうか。

最初少しお金が掛かりますが、この様な薪置き場を造れば20年以上メンテ無しで長持ちしますから、便利でお得ではないでしょうか。

仮に、20年の耐久性能で考えれば、年間10000円以下の建築工事です。

薪ストーブをお持ちの皆さん、とてもお得で、家の景観も壊す事のない、間伐材で造る薪置き場をお勧めいたします。

薪置き場は、薪ストーブの必需品ではないでしょうか。

 

 

 

IMG_3185.JPG

エコプロダクツの説明会が9月10日に、東京の日経ホールで行われたので、竣工4カ月目に入る両国さかさかさの間伐材の様子を見て来ました。

間伐材の色は少し焼けて来ましたが、まだ白木の状態です。日照り続きでカラカラ状態ですので、正面の梁に干割れが入りました。

しかし、屋根と水槽の天板の隙間は予想よりも大きく有りませんでした、意外と桧の間伐材は縮みが少ない事が解りました。

両国さかさかさは、エコプロダクツで知り合いに成った、「風大地プロダクツ」さんのおかげで造る事が出来ました、今年は、「森林から始まるエコライフ展」に共同出展します。

去年は、あまり目立たない端の場所での展示でしたが、今年は、ど真ん中の展示が決定しました。

今年も間伐材で展示ブースを造る計画をしています。

間伐材オタクにしか出来ない作品を兼ねた展示をしますので是非見に来て下さい。

 

2010年9月10日撮影「両国さかさかさ」

IMG_3069.JPG

3日掛かりで、M宅のベンチ付きウッドデッキが完成しました。

このウッドデッキは、M氏の希望により手すりを兼ねたイスを付けて欲しいと言う希望により考案したデザインです。

この材料の全てが90角の角材を加工したものです、ベンチの束はウッドデッキに挟み込み、堅固な構造としました、淡白でなかなかイケテル! ウッドデッキに成りました。

ちなみにベンチの板は、9㎝角材を半分にしたものです。

間伐材製品で最も一般的な角材が、9㎝の角材です、9㎝角の角材は14センチ以上の丸太で有れば角材にする事が出来ますから、かなりの小径木でも利用が出来ます。

伐り捨て間伐を減らす事の出来る、間伐材プロダクツを造る事に専念しています。

それともう一つ、木をたくさん使う事で、間伐材の需要拡大も考え、なるべく手間の掛からない設計を考えています。

環境効果も抜群です、参考に、このウッドデッキの環境効果の計算をしてみました。

利用した材木の体積は1.7㎥に成ります木の比重を0.6として計算しますと重さは1020㎏に成ります、重さの約半分が炭素ですから固定化出来る有機炭素は510㎏に成ります。

間伐面積に換算すると、1㎥の間伐材=500㎡の間伐で産出れる間伐材(林野庁の資料)ですから、1.7×500=850㎡の間伐で産出される間伐材に相当するのです。

間伐材オタクは、間伐材の環境効果を皆様に理解していただければ非常に嬉しく思います。

 

 

IMG_0802.JPG

薪置き場が7日に完成し、昨日は雨でしたので、今日、9日からM宅のウッドデッキの組み立てを開始しました、M氏の希望で、手摺の変わりに周囲にイスを設けた、またまたオリジナルな間伐材プロダクツです。

この写真は基礎の写真です、土台を止めるアンカーをコンクリートが固まる前にセットしました、業界用語でこのやり方を、田植えと言います。

NO1が間伐材土留め・NO2が間伐材舗装・NO3が間伐材塀・NO4が間伐材薪置き場そしてNO5が、間伐材ウッドデッキです。

全ての作品に共通する事は9㎝の角材がベースで、エクステリアなので雨掛かりでも朽ちる事がない様にタナリス防腐剤処理をした事です。

もう一つ心がけた事はなるべく加工を少なくし、丸ごと間伐材を使う事で、手間を減らす為に大きい木材の利用で、材木を大量に使う事で、多くのCO2の固定化を促進する事です。

今回は、根太が無い根太レス工法です、前回の薪小屋は、タルキの無いタルキレス工法で、材木の量は増えますが、その分人件費を減らしました。

間伐材をたくさん使う、間伐材オタク独自のオリジナル工法です、このウッドデッキは土曜日が完成予定日ですので、出来栄えをお楽しみに。

 

IMG_3065.JPG

間伐材プロダクツ第1作品は間伐材土留め・第2作品は間伐材タイルブロック・第3作品が間伐材デザイン塀、これが第4作品間伐材で造る薪置き場です。

ご近所のDさんの依頼を受け、試作施工として造りました、予算が無いので雨が掛かる下の方をタナリス防腐処理を行い、棚と屋根はただの杉材としました。薪の乾燥の為にデザインも兼ねて穴をあけて見ました。

この薪置き場の大きさは3.09M×1Mで、工事費は、材工共で約13万円掛かりました、使用した材木は1.38㎥重さに換算すると約800キログラムに成ります。

重さの約半分が炭素ですからこれは約400㎏の炭素の固定化に相当するのです、仮にこれを燃やすと、炭素CにO2が結合しますからCの重さの1.75倍の重量、約700㎏のCO2に成ります。

造りながら思ったのですが、この薪置き場少し改良すればゴミ置き場に丁度良いのではと思いました。

日本国中のゴミ置き場を間伐材で造ったら、どの位のCO2の固定化が出来るだろうと、ブログをご覧の皆様、あなたの地区でも、こんな環境対応型ゴミステーションはいかがなものでしょうか。

 

IMG_3054.JPG

   間伐材デザイン塀が組上がりました、一人で約6時間掛かりました、工事価格は材工共で3M×2Mの壁が90000円で出来ました、1㎡に換算すると15000円です。このくらいの価格で有れば普及出来るのではないでしょうか。

この壁の中心から右側に立てば、目隠しに成り壁の向こう側は全く見えません、左側に立つと壁の後ろ側が見えます、45°にカットした角材がブラインドの役目をし、なかなかのデザインではないでしょうか、間伐材オタクの考案したオリジナルデザイン塀です。

間伐材オタクの幼少の頃の家の目隠し塀は、薄い板を張った板塀でした、現在はブロック塀が多く造られ板塀は姿を消してしまいました、板塀が姿を消した理由の一つに火災の時の延焼が有ります、でも、この間伐材塀は、角材ですから板材の様に簡単に火は付きませんから、お勧め品です。

造って見てから、昔の板塀を思い出し、また一つ改善点に気が付きました、昔の塀は、目隠しの為に目の高さが板で下の方は空いていました、この塀も下の方に45°カット材を入れれば、目隠しの効果が大きく成る事です。

コンクリートブロックから木へ、縦型の間伐材塀(3月16日のブログ事務所の間伐材塀も見て下さい)の時も同じ事を書きましたが、間伐材で塀を造る事は、昔の塀の材料の復刻なのです。

 

塀の中央から左側に立つと壁の後ろ側が、見えます。

 

 

塀の中央から 右側に立つと全く塀の後ろ側は見えません。

IMG_3042.JPG

間伐材需要促進プロジェクトを始めました、間伐材を利用した一般普及出来そうな間伐材プロダクツをたくさん考案し、商品化して売り出す、間伐材オタクが一人で始めたプロジェクトです。

予算が有りませんので全て自分と土工のS氏と二人で製作中です、只今製作しているのは、間伐材目隠し塀・間伐材薪置き場・イス付きウッドデッキです、全て簡単にセルフビルドが出来る設計でキット販売が出来るようにしてあります。

今年の初めに、大阪のN氏に「小商い」のアドバイスを受け、いきなり間伐材住宅の販売ではお客さんが限定的なので、小物のエクステリアの商品化を考えていました。

ここ3日基礎造りに土方仕事に明け暮れバテバテ状況ですが、9月2日にコンクリートを打設し昨日型枠を外して今日から組み立てに入りました。

この間伐材デザイン塀は、モデルハウスの浴室の目隠しを兼ねたブラインド塀です、正面からは浴室の窓が見えない様に、ひし形目隠しを考案して見ました、もう一つ塀の控えをなくす工夫として12ミリの全ねじボルトを立て、組上げ後にネジを締めつけテンションを掛けて固定します、俗に言うアンボンド工法見たいな物です、出来上がりは次のブログに載せますのでお楽しみに。

 

IMG_3038.JPG

このアーカイブについて

このページには、2010年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2010年8月です。

次のアーカイブは2010年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。