無垢造とは、床・壁・天井全て無垢の木で造る構造体です。
無垢造は、一般の木造(軸組み造)の約3倍の木を使います、日本の林業再生の為に考え出した、小径の人工林の間伐材の利用方法です。
利用先の無い小径の間伐材は、山に放置されてしまう事がほとんどですから、原材料はタダの様なものです。
無垢造の角材の価格は、山から搬出する作業費と製材費なのです。
30坪の無垢造の建物を建てれば、在来工法で考えれば90坪の家と同じ量の国産材の利用となる訳です。
無垢造の普及は、日本の林業再生に間違い無く貢献する事だと思います。
無垢造では内装の仕上げ材(プラスターボード等)は貼りません、カンナ掛けをした角材の木の肌が仕上げとなります。
仕上げ材が無い分コストダウンが出来、建物解体時の廃棄物も木だけですから、バイオマス燃料の原料として、用意にリサイクルが出来ます。
木を利用すると、もう一つ画期的な効果が有ります、それは断熱効果で、厚い木の断熱性能は、なかなかのものです。
厚さが20㎝の木では外気の熱を97%カットします、この効果を利用したのが初代の南極観測の昭和基地なのです。
無垢造の木の厚さは9㎝ですから、外気の熱を約60%カットします。
無垢造には他にもたくさんの高機能が有ります。
この写真の材料は、壁パネルの材料です。
小径の間伐材を大量に揃える事は、非常に難しい事です。
小径の丸太の搬出は、利益が出ない事から、搬出量は多く有りません、しかも色々な山の寄せ集めですから、年輪の数も色も皆異なります。
小径の間伐材を利用する難しさは、粗悪な品質の角材を変形を抑えながら、いかにパネル化するかなのです。
