無垢造に使うパネルの製作をしています。
このパネルの最大の特徴は、鋼線を入れ間伐材の変形を抑える事です。
間伐材は、乾燥してくると、そりやねじれを起こしますそれを抑え込むのが、ウナギの蒲焼の串の様に刺す、鋼線(セパレーター)です。

鋼線の太さと間伐材に明けた穴の大きさは、同じです、同じ径ですから鋼線が骨となり、間伐材のねじれやそりを抑える事が出来るのです。

無垢造では、利用価値の少ない小径の間伐材を大量に使う事が出来ます。
この写真は、パネル組み立て2日目の写真ですが、この写真のパネル量は、今回の工事のパネルの約1/3です。
使用する間伐材角材の本数は、1000本以上に成ります。
国産材の大量利用が出来る、無垢造の普及こそが、日本の林業を再生できる唯つの方法ではないでしょうか。

日本の林業は悲惨な状況にに有ります、国の補助で間伐が行われていますが、利用先が無い為、使える小径木を、採算が取れない事から山に放置してしまいます。
業界の用語で「伐り捨て間伐」と言います。
35年前は、絶対にあり得ない事です。
間伐材オタクは35年前、栃木県の石橋町の材木店に勤務していましたから、国産材が高価で有った頃の時代を知っています。
日本は経済成長期でしたが、円はまだ安く、外国産材は国産材より高い高級な材料でした。
ただし、アメリカ産の米栂は、アメリカでは草の様な木として、利用していませんでしたから、格安でしたので、大量に出回りました。
円高は、日本の木の利用を低下させてしまい、日本の木を大切にしてきた文化も消滅させてしまいました。
無垢造は、新しい木の文化の始まりです。
間伐材オタクが考案する新しい木の文化を、皆さんお楽しみに。