2011年7月アーカイブ

間伐材は、乾燥してくると変形をして来ます。

写真は、パネル化する前の溝と穴あけ加工をした3.5Mの間伐材です。

間伐材利用の難しさは、この様な乾燥による変形が克服できないからなのです。

 

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パネルにする為並べるとこの様に、凸凹で隙間も有ります。

間伐材パネル(カーボンストックパネル)は、この様な変形をした間伐材に、端から順に鋼線を通す事で矯正をしながら間伐材を束ねパネル化します。

鋼線の径は7.5ミリ、間伐材に明けた穴の径は8ミリ、その差はわずか0.5ミリですから一度入れた鋼線は簡単に抜く事は出来ません。

間伐材が変形すればするほど、鋼線と木に摩擦力が生まれ、鋼線と木が一体化して、パネル強度も増すのです。

 

 

 

長い間伐材は、乾燥による変形が大きく写真の様に並べると反っていて、隙間だらけです。

あらかじめ、穴あけ加工をしてありますから、乾燥が進み変形してきても、鋼線(セパレーター)を通せば、変形を矯正する事が可能です。

変形が大きい時は、木の狂いを調整する為、二人で作業を行いますので、少し手間が掛かります。

 

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長い間伐材を束ねたパネルの全景です、長さは3.6M(2間)です。

 

本日7月12日ようやくパネル組み立てが完了いたしました。

二人で17日掛かりました、約8000個の正確な穴をあけ、104枚のパネル組み立てを行いました。

約30坪の住宅の間伐材パネルの写真です。

明日は、この材料を、乾燥工場へ運び込みます。

無垢造に使うパネルの製作をしています。

このパネルの最大の特徴は、鋼線を入れ間伐材の変形を抑える事です。

間伐材は、乾燥してくると、そりやねじれを起こしますそれを抑え込むのが、ウナギの蒲焼の串の様に刺す、鋼線(セパレーター)です。

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鋼線の太さと間伐材に明けた穴の大きさは、同じです、同じ径ですから鋼線が骨となり、間伐材のねじれやそりを抑える事が出来るのです。

 

無垢造では、利用価値の少ない小径の間伐材を大量に使う事が出来ます。

この写真は、パネル組み立て2日目の写真ですが、この写真のパネル量は、今回の工事のパネルの約1/3です。

使用する間伐材角材の本数は、1000本以上に成ります。

国産材の大量利用が出来る、無垢造の普及こそが、日本の林業を再生できる唯つの方法ではないでしょうか。

 

日本の林業は悲惨な状況にに有ります、国の補助で間伐が行われていますが、利用先が無い為、使える小径木を、採算が取れない事から山に放置してしまいます。

業界の用語で「伐り捨て間伐」と言います。

35年前は、絶対にあり得ない事です。

間伐材オタクは35年前、栃木県の石橋町の材木店に勤務していましたから、国産材が高価で有った頃の時代を知っています。

日本は経済成長期でしたが、円はまだ安く、外国産材は国産材より高い高級な材料でした。

ただし、アメリカ産の米栂は、アメリカでは草の様な木として、利用していませんでしたから、格安でしたので、大量に出回りました。

円高は、日本の木の利用を低下させてしまい、日本の木を大切にしてきた文化も消滅させてしまいました。

無垢造は、新しい木の文化の始まりです。

間伐材オタクが考案する新しい木の文化を、皆さんお楽しみに。

 

 

 

 

 

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