ヘボな林業政策 NO1 林道整備
林野庁は林道整備に力を注ぎ、木材の伐採や搬出作業がしやすくなるように、多くの税金を投資しています。
自分としては、日本の林道はかなり整備されていると思いまが、他の林業が盛んな国に比べて非常に林道が少ない事を誇張し、国の予算確保の大義名分にしています。
林業は、地形により林道整備の形も異なりますから、外国の林道整備の距離の比較が、果たして日本に当てはまるのでしょうか。
日本の地形は斜面が急です、毎年の様に台風災害に見舞われる日本では、林道の維持管理にも多くのお金が掛かります。
林道整備が行き届いているようなところでも、おかしな事に、「小径木の伐り捨て間伐」が当たり前のように行われている事です。
採算が合わないから捨ててしまう、採算が合うようにするには、大型のトレーラー車で大量輸送するしかない、林業関係者はこんな言い訳をします、日本の林道整備は、大型車の通行可能な林道整備なのでしょうか。
大きな林道を造る工事費の負担は、国民の税金です、道路の利用料金は伐採された丸太の金額には関係有りませんから、林道整備をすればするほど、材木価格が下落するのではないでしょうか。
ヘボな林業政策 NO2 木質系バイオマスエネルギー
環境省や農林水産省(林野庁)は、クリーンエネルギーとしてバイオマスエネルギーの普及を促進しています。
皆さんは、バイオマスエネルギーが太陽光発電と同じ、光エネルギー、太陽によるエネルギーである事を御存知でしょうか?
バイオマス=植物の量、植物は光合成により大気中のCO2をCとO2に分解してO2は大気に放出し、Cは植物自身に貯め込みます、木は貯め込んだCの塊=光エネルギーの塊なのです。
バイオマスエネルギーは、地下資源とは全く異なる地上資源でクリーンエネルギーなのですが、大きな問題点があります、それは、エネルギーの貯蓄にあまりにも時間が掛かる事です。
特に木質系バイオマスの貯蓄には時間がかかります、何十年も掛けて貯蓄したエネルギーが、燃やすと一瞬で、O2と結合し、熱エネルギーを出しCO2に戻ってしまいます。
エネルギーの利用速度と貯蓄速度がこれほどかけ離れた物は無いと思います、木質バイオマスエネルー政策の行きつく先は、北朝鮮の荒野を見れば明らかです。
森林のエネルギー利用は、住宅の薪ストーブ程度で留めて置かないと、必ず、原料不足を起こし、大量の外材の輸入に繋がり、輸入相手国の森林破壊も招きます。
木質系バイオマスエネルギー利用の推進は、愚かなことだと思います、ただし、100年前の様なエネルギーをあまり使わない社会に戻れば話は別ですが。
過去の日本は、豊かな森林資源を上手に利用してきました、経済を優先しすぎた結果、日本の木の利用をしなくなり、円高により安く手に入る、高品質の外材の利用を加速させ、近年では、木造住宅の材木の約8割が外材です。
日本の木の文化や日本の林業は衰退していくばかりの時代に、まだ微風では有りますが神風が吹き始めました。
神風とは、地球温暖化という環境問題です。
地球温暖化対応できる最も効果的なものが森林です、ですから、林業は材木の生産のほかに新しく環境改善という新たな経済効果がプラスされます。
来年、2012年は、今年以上に「林業=環境業」「間伐材製品=CO2の塊」として、小径間伐材利用ビジネスの波及を目指しますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
