2012年2月アーカイブ

線香林とは、人工林の間伐を怠り長期間放置すると出来る、線香を立てたような立木の人工林の事です、別名「モヤシ林」とも言います。

人工林が成長し過密になると、枝葉が干渉し、光を求めて天空へ伸び始めます、立木の葉(緑)は木の上部にしかなく、緑の位置が高くなればなるほど、地表は暗くなり下草の無い不毛の地表となります。

間伐材オタクは、この現象を「緑の平行移動」と勝手に名付けています。

緑の平行移動では、緑の量は全く増えませんから、森林吸収もまったく増えません、森の地表の光を遮りますから、下層植物の森林吸収をなくす原因にもなります。

細長い竹の様な木は、使い道が少なく市場価値が無く、おまけに風害や雪害を受けやすい木なのです。

 

風の強い日に、線香林を映した写真が有りますので、ご覧ください。

この写真の人工林は、まるでススキの様に揺らいでいました。

この人工林は、5年くらい前に一度間伐されました、ですから結構下草も生えています。

間伐は木の間引きですから、間伐直後の森林吸収は激減します、間伐前の森林吸収に戻るには、5年程度掛かるといわれています。

この人工林は、やっと間伐前の森林吸収に戻ったところです、これから先の森林吸収量(緑の量)は、再び枝葉が干渉するまで、増え続けるのです。

過密林では、光も遮りますが風も遮ります、この写真の人工林は、一度間伐した事により、光が入りますが風も入りやすくなります。

にわかに始めた、荒廃林(線香林)の間伐は、風害を起こしやすい人工林を造ってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

今日、低炭素杯の結果発表と、表彰式が、東京ビックサイトで行われました。

ウッドバンクハウスは、何の賞も取れませんでした、残念ではありますが、他のチームのプレゼンを見ていて、自社は少し大会の趣旨に合わない様に感じました。

この大会の前進は、地域社会の環境貢献活動を競うものでした。

取り合えずのマケオシミなのですが・・・・・、これからも、CO2、CO2(コツー、コツー → コツコツ)と地道な間伐材利用での低炭素削減活動を続けていきますので、宜しくお願いいたします。

CO2、CO2(コツコツ」は他のチームのプレゼンで使っていた、シャレのパクリです。

低炭素杯にふさわしい洒落だと思いました。

この大会で、パンフレットを置かせて頂けるコナーが有り、多くの方に、自社のパンフレットを持って行って頂きました。

この様な、機会を作って頂き、誠にありがたく思っています。

又、来年も再挑戦したく思います。

 

写真は、自社のプレゼンの様子です。

低炭素プレゼン.JPG

昨年の暮れに、横浜に遊休地を持っているTさんと知り合い、Tさんが、その場所で、間伐材の普及活動をしてみてはという、実に有りがたい話が舞い込んで来ました。

都会に、間伐材を利用した製品の展示場が出来れば、間伐材利用の普及に大いに役立ちます。

2年前に、間伐材シンポジュウムが東京で開催され、かなり大きな会場でしたが、満席で、田舎者の間伐材オタクは、驚きでした。

このとき思った事は、森が身近に有る田舎の人よりも、森の無い都会の人の方が、はるかに間伐材に関心が有る事を感じました。

間伐材の利用に関しても、同じなのではないでしょうか?

昨年の10月に、港区が始めた「みなとモデル二酸化炭素固定認証制度」は森を持たない都会が、日本の森林を守る方法の一つとして、国産材の利用を義務付け、国産材を使う事で二酸化炭素の固定化の促進と、日本の林業の復活を促進させる事で、森林吸収や水資源の涵養を考えた制度です。

国産材利用は、経済性に乏しい(儲からない)事から、誰も手をつけない、未開拓な分野です。

最近、やっと森林の重要性が認められ初めましたが、林業従事者は貧しく都会に展示場など作る余裕など有りません。

間伐材オタクは、日本の林業を再生させる一番の近道は、都会での国産材の大量利用だと思います。

横浜に小径間伐材製品だけを展示した、展示場を作る事が出来れば、利用方法が周知され、戦後に大量植林した、荒廃して細い木ばかりの人工林の間伐後の残木を、捨てずに有効利用が促進するのではないでしょうか。

 

Tさんの遊休地に建つ、コンクリートで出来た建物の写真です、この躯体を利用して間伐材パネルで囲み、間伐材展示をします。

 

これは、内部の写真です、間伐材を使い内部リホームを行います。

間伐材を丸く加工し、間伐材の新たな利用方法、音響効果を高める、試作をする予定です。

横浜は住宅密集しているところがほとんどですが、坂道の真ん中のこの土地は、孤立しているので、大きな音を出しても、隣まで30m以上有りますから、音の実験には最適です、完成したらレンタルルームとして、間伐材の新たな可能性を体験していただきたく思います。

敷地と歩道の間のコンクリート塀です、建築オタクでも有る私は、これを初めて見たとき感激しました。

なかなか味わい深いコンクリート肌で、ボルトの錆もなかなかいい味を出しています、これは線路の枕木だそうです。

Tさんの父は、旧国鉄の技術者で、この土地と建物は、旧東京モノレール開発の私的実験施設だったそうです。

横浜プロジェクトは、まだ計画段階です、中止になる可能性も有りますが、計画図はやっとほぼ完了しました。

これからをお楽しみに。

 

 

間伐材の需要を拡大する、方法を色々と考えています。

超円高の現在、国産材の需要は益々落ち込む事は明らかだと思います。

間伐材も国産材ですから、需要が落ち込み、間伐しても間伐後の木の利用をしない「伐り捨て間伐」となってしまうと思います。

誰かが新しい需要を生み出さない限り、日本の人工林の間伐残木は、永遠に廃棄物のままだと思います。

最近、間伐材オタクは、国産材と外国産材は別物と考え、国産材だけを利用する新しい需要システムを開発しています。

最近の地震予測で、都心に4年以内のM7以上の地震の確率が70%というニュースが有りました、この予想が当たった場合、大量の避難民が出る事は明らかです。

地震発生時の避難方法の検討を、行政は盛んに行い始めましたが、避難した後の避難者の生活までは、手が回らないようです。

地震予測の発表で、都心から離れた所に、大災害時の疎開に備えたセカンドハウスの重要性を感じました。

自動車ではないですけど、二台めの経費の掛からないコンパクトカーの様な、コンパクトなセカンドハウスを持つ事は、低被災に繋がるものではないでしょうか。

間伐材住宅は、小さなコンパクト住宅として開発しました、都会の人が、高齢かの時代に入り、エネルギーコストの掛からない、長期間のスローライフに対応する、思想をもとに開発しています。

建築後の、リホームコストもロウコストで、全て無垢の間伐材を使う事で、何世代にも渡り利用が出来る長寿性も持ち合わせた、これからの日本が社会に対応させたコンパクト住宅です。

環境先進国ドイツには、クラインガルテン(日本語訳は市民農園)が有り、その施設の中に、小さな住まい(ラウベ)が有ります。

都会のドイツの人の中には、週末に、そこで、庭の手入れや野菜造りを楽しみながら省エネ生活を送る人がたくさんいるそうです。

これからの日本には、ドイツとは少し違った形のクラインガルテンが必要なのではないでしょうか。

コンパクトセカンドハウスの建設は、新しい需要です、現在の住宅産業と分離して、国産材のみを利用した施設として、新しく展開させたく思います。

 

この写真は、日本最大級の茨城県笠間市に在る、「笠間クラインガルテン」です。

 

全国各地の風光明美なリゾート地に、間伐材を使ったコンパクトセカンドハウスをたくさん造り、多くの人に利用して頂く、システム造りを模索中です。

 

 

 

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