この写真は、雨の恵みプロジェクトの作品の腰パネルと看板の防腐剤加圧注入と煮蒸処理をする前の状態の写真です。
腰パネルは、山梨県産の三種類の間伐材を、ランダムに利用しました、この写真の一番上の間伐材はカラ松二番目は桧三番目は杉です。
間伐材オタクが三種類の間伐材を自分的に解説いたします。
一番上の材料カラ松 カラ松は針葉樹には珍しく、広葉樹と同じ様に寒くなると落葉します、比較的標高の高い所に多く見られる木です、北海道の人工林の多くがカラ松の人工林です。私の住んでいる栃木県では、お目に掛かる事の少ない材料です。カラ松は、乾燥すると非常に堅くなり、干割れやねじれそりを起こします。カラ松の長所としては、腐りにくく燃えにくい使えそうな点も有ります。
上から二番目の桧 桧は、日本の住宅の和室の造作材として欠かせない高級な材料です、高級な訳の一つに、成長するのに杉の2倍位かかります。山梨県は桧の人工林が多く、桧の間伐材が豊富に有るそうです。桧の特徴としては、節の色が赤く、木肌の美しい材料です、杉に比べると年輪の色が薄く年輪があまり目だたず、杉よりも堅い事から床に利用しても、へこむ事の少ない高級な材料です。
上から三番目の杉 杉は、日本に最も多く存在しているスタンダードな木です。私の住む栃木県のほとんどの人工林が、杉の人工林です。杉は育ちが良く、短期間で製品化が出来る事から、戦後復興でハゲ山にしてしまつた里山に、行政指導の元、たくさん植えられました。植えられてほぼ50年、手入れが良ければ、本当は主伐が行われる時期なのですが、手入れを怠った為、光のあたる上の方にのみ育ち、製品価値の無い、細長い木が生い茂る人工林になってしまったのです。細長くても成木なので、花粉をまき散らします。花粉症の原因は、全国各地に存在する人工林が要因とさせています。
手入れを怠った人工林の間伐を、今頃になって、税金を使い間伐を始めたのは、京都議定書の国際約束を守る為なのです。京都議定書で日本は、CO2削減の約2/3を森林吸収と公約しました、交際約束の森林吸収の対照基準は、「森林経営の出来る森」となっていますから、未整備の有れた人工林はカウントされません、京都議定書の約束期限は2012年ですから、日本政府は約束を守る為に公費を使っているのです。
話がそれました、杉の特徴は、育ちが早い事から、たくさんのCO2をO2とCに分解する能力の有る材種です、育ちが早いので、年輪があらく組織もあらい為に柔らかく、物をぶつけてしまうとへこんでしまいます、芯の方は赤く外周りは白い特徴が有ります、白い部分をシラタと言いすぐにカビが生えたり腐ってしまいます。間伐材オタクは、最近杉の組織の粗い事を、逆に利用する事を、思いつきました、組織の粗い事は木の処理に有利になる事を、思い付いたのです。防腐剤加圧注入をすれば、他の組織の密な木よりもはるかに防腐剤が注入が出来、結果、最も腐る事のない木になる事に気が付いたのです。
杉に関してもっと変わった事が知りたかったら、お勧めサイトが有ります。「スギダラ」で検索出来る、有名な、杉オタク軍団のサイトなので良かったら見て欲しく思います。
雨の恵みプロジェクトのスポンサーは、山梨県に企業の森を所有しています、山梨の森は神奈川県(横浜)の水瓶でも有ります。森林は水の涵養に貢献します、森林の水は雨水ですから、間伐材の利用も「雨の恵み」に少しは関係していると、間伐材オタクは思っております。
